トヨタ

更新日:2017年11月16日

トヨタの燃料電池自動車(FCV)をご紹介しているページです。世界最大の自動車メーカーとして知られるトヨタでは、環境技術への取り組みも非常に盛んに行われています。

世界で初めてハイブリッドカー(HV)の量産に成功したのもトヨタです。今ではよく見かけるようになったプリウスがその代表的な存在です。

燃料電池車の系譜

トヨタの燃料電池車と言えば、やはりMIRAI(ミライ)です。2014年12月に世界初の量産型燃料電池車として販売が開始され、まさに燃料電池車の未来を託されている存在です。

なお、トヨタの公式サイトでは「テクノロジー」という大きな項目があり、その中に「環境技術」という項目が設けられています。そこに燃料電池車の技術紹介のページが設けられていて、詳しい解説を読むことができます。

同ページ内に「テクノロジーファイル」という項目があり、こちらではより専門的な内容を扱っています。

MIRAI(2014年~)

MIRAI(ミライ)外観
(本体価格723万6000円 ※参考:燃料電池車の価格と補助金


FCV-R(2011年~2013年)

FCV-Rの外観

トヨタFCHV-adv(2007年~2010年)

トヨタFCHV-advの外観
(当ページの写真の出典:トヨタ自動車公式サイト

研究開発の歴史

現在も量産化と市販化に関する様々な研究が重ねられている段階ですが、トヨタが初めて燃料電池車を開発したのは1996年10月のことです。実験車としてFCHVを開発しました。

なお、FCHVはFuel Cell Hybrid Vehicleの略で、日本語では燃料電池複合型自動車と表記されることもあります。

その後も研究が続けられ、1999年にはメタノール改質器を搭載した「FCHV-2」を、2001年3月には水素吸蔵合金タンクを搭載した「FCHV-3」を、同年6月には高圧水素タンクを搭載した「FCHV-4」を開発しました。

ちなみに、FCHV-4は日本で公道を走る試験走行も行われました。

同じく2001年の10月には、CHFという硫黄を含まない液体燃料を用いて水素を取り出すという「FCHV-5」が開発されます。

2002年~

2002年にはFCHV-4をベースとして作られた「FCHV(HEU20W)」が公開され、国土交通省や経済産業省などへ合計4台がリースされました。また、日本だけではなくアメリカにも2台リースしています(リース先はカリフォルニア大学)。

また、この年に開催された東京モーターショーでは、燃料電池を使用して動くバスが公開されました。こちらで公開されたのは「FCHV-BUS2」というタイプのもので、2003年8月から2004年12月までは、有明や東京駅を走る路線バスとしても運行されています。

ちなみに現行型の「FCHV-BUS」は、日本国際博覧会(愛・地球博)にてシャトルバスとして用いられたほか、2006年以降は東京国際空港(羽田空港)や関西国際空港や中部国際空港(セントレア)といった日本を代表する空港などでも利用されました。

現在もイベントや国際見本市などで試乗車として登場しています。

2007年~

話をバスから普通車に戻します。2007年にはこれまでのFCHVを更に改良した新型の「トヨタFCHV-adv」が登場しました。市販されているわけではありませんが、2008年からは日米の中央官庁へのリースもスタートしています。

トヨタFCHV-adv

トヨタFCHV-advの外観

2011年~

2011年の東京モーターショーで発表されたのがセダンタイプの「FCV-R」です。下の画像がそのイメージです。当時はまだ開発段階で、当時のトヨタ自動車の公式サイトでは2015年頃からの市場導入を目指すと明記されていました。

FCV-R

FCV-Rの外観

2013年~

世界的なエネルギーに関する関心の高まりから、エネルギーを効率的に利用でき、かつ環境に優しい燃料電池車への期待が世間においても高まり始めたのがこの頃です。

世界中の大手自動車メーカーが燃料電池車の研究開発を進めてきましたが、2013年1月にトヨタはBMWと燃料電池車分野における技術提携を行いました。

トヨタとBMWが提携を行う2年前の2011年の時点で「日産・ルノー・ダイムラー・フォード」の4社が提携を結んでおり、また、2013年7月には「ホンダとゼネラルモーターズ」も同様に技術提携を行ったことから、燃料電池車の開発において、大きな3グループが構成されたということなります。

そして、ついに2014年11月18日、トヨタから燃料電池車「MIRAI」の市販に関するニュースリリースが発表され、翌月15日からMIRAI販売開始となりました。

テレビ番組やインターネットニュースなど各種メディアでも大きく取り上げられ、燃料電池そのものや燃料電池車に関する特集も組まれるようになり、世間における認知度が大幅に上昇した時期とも言えます。

MIRAI(ミライ)

MIRAI(ミライ)外観

2017年~

2014年の発売当初からしばらくは、納車待ちに数年かかるといったような状態でしたが、2017年に入って1,2ヶ月ほどで納車可能になりました。

これまでは、乗りたくても納車まで長期間待たなくてはならないから諦めていたという方も多くいらっしゃったと思いますが、これからはより普及が進むのではないでしょうか。