蓄電池

更新日:2017年11月16日

電力を蓄えておくことができる装置のことを蓄電池と言います。充電池やバッテリーなどと呼ばれることもありますが、蓄電池と表記された場合は定置型の大きなシステムを指すことが多いです。

かつてはあまり注目されていなかったものの、非常用電源としての役割も果たすことから、一般家庭への導入事例も増加しています。

仕組み

蓄電池の仕組み

電力を蓄える仕組みについてはかなり専門的な内容になりますので、こちらでは蓄電池を使用する仕組みを解説します。

まず、画像のように太陽光発電システムと連携するか、もしくは直接コンセントに接続して電力を蓄えます。そしてその蓄えた電力をパソコンやテレビなどといった家電に用いるという仕組みです。

活用する方法としては2通り挙げられます。1つは画像のようにピーク時の電力を削減することで電気料金の削減に努めるという方法です。ピークシフトに繋がり、電力会社管轄地域のためにもなります。

もう1つは冒頭のように非常用電源として使うという方法です。大容量のものなら様々な家電を長時間使うことができます。
(イラスト出典:NECネッツアイ

使用する燃料

蓄電池自体では発電することはできませんので、燃料は不要です。なお、当サイトでご紹介している燃料電池であれば発電ができます。ただし、蓄電はできません。

種類

  • 鉛蓄電池
    電極に鉛を使用している電池です。正極に二酸化鉛を、負極に鉛を、電解液には希硫酸を用います。自動車のバッテリーに用いられているのがこのタイプです。

  • ニッケル水素蓄電池
    正極に水酸化ニッケルを、負極に水素吸蔵合金を、電解液には濃水酸化カリウム水溶液を用いている電池です。エネループがこのタイプの代表的な製品で、他にはハイブリッドカーのバッテリーなどに用いられることもあります。

  • リチウムイオン蓄電池
    正極にリチウム金属酸化物を、負極に炭素材を、電解質としてはリチウムイオンを用いるタイプの電池です。先に登場したイラストのような定置型の蓄電システムとして用いられているほか、携帯電話やノートパソコンなどといった製品の充電池としても利用されています。当ページの解説は主にこちらのリチウムイオン蓄電池を対象とした内容になっています。

メリット・デメリット

  • 繰り返し使える
  • 電気料金削減に役立たせることができる
  • 地域的な停電などといった非常時に電源として使える
  • 一般家庭にあるコンセントに繋いで充電することができる
  • 太陽光発電システムと連携して、発電した電力を直接蓄えることができる
  • 繰り返し使えるが寿命がある
  • 数十万円~数百万円の価格がつけられていて、非常に高価
  • 定置型のものに関しては、設置のためにある程度のスペースが必要となる

関連性の高いエネルギー

メーカー比較

パナソニックやシャープなどといった世界的家電メーカーから、比較的規模の小さな中小メーカーまで、様々な企業が蓄電池の製造開発に取り組んでいます。

どちらも外部サイトとなりますが「蓄電池メーカーの価格と容量の比較」と「家庭用蓄電池メーカーの比較」というページに各メーカーの製品情報が掲載されていますので、ご参照ください。