東芝

更新日:2017年11月16日

家庭用から大規模産業用まで様々なエネルギー設備の製造開発を行っている東芝は、日本を代表する大企業の一つです。

そんな東芝では完全子会社の「東芝燃料電池システム」という企業を通じてエネファームの製造を行っています。なお、こちらの企業ではエネファームだけではなく、産業用の燃料電池も取り扱っています。

※東芝では2017年7月をもってエネファーム製造終了となりました

公式サイトの解説

東芝の公式サイトではなく東芝燃料電池システムの公式サイトだからか、他のエネファーム製造メーカーの公式サイトと比べるとデザインが作り込まれていないように感じますが、それでもエネファームや燃料電池の解説はしっかりとされています。

また、カタログがPDFファイルになって公開されていて、誰でも自由に見られます。

製品外観

東芝のエネファームの外観


リモコン

東芝のリモコンの仕組み
(以上2枚の写真の出典:東芝燃料電池システム公式サイト ※削除済み)

研究開発の歴史

エネファームの大手製造メーカーの中で、燃料電池の研究開発の歴史が最も長い企業が東芝です。

1978年にPAFC(リン酸形燃料電池)という種類の燃料電池の開発を本格的に始め、4年後の1982年には実験プラントにて発電を成功させています。これは、加圧型としては日本で初めての燃料電池による発電でした。

この時から1995年年までの間に、PAFCの技術を用いて11メガワット級の巨大プラントの開発を成功させたほか、200キロワットの商用向けの燃料電池の出荷も始まりました。

なお、巨大プラントは実験用として東京電力の五井火力発電所に納入され、発電を通じて様々な実証研究が行われました。

1999年からは国の支援も受け、PEFC(固体高分子形燃料電池)というタイプの燃料電池を用いた家庭用製品の試作が行われるようになりました。最初に施策されたのは電源の確保が困難な場所でも動作する「燃料電池形自動販売機」でした。

2000年に現在のエネファームの源流となる初期モデルが完成し、2004年までは小規模な実証試験が行われていました。その後、2005年から2008年にかけては、製品の大量生産や事業性などを加味した国による大規模実証事業に関わりました。

2009年になってエネファームとして正式に販売が始まりました。

しばらくはこのモデルが販売され続けましたが、2012年6月からは停電時にも発電を始めることができる自立運転機能が付いた次世代型のエネファームの販売がスタートしました。この点は東芝製エネファームの大きな強みとなっています。

口コミ

●●東芝製エネファームを使ってみて主なメリットですが、まず環境にやさしいということが第一です。

エネファームを導入することで、年間1トンほどのCO2を減らすことができます。また、送電のロスが少ないため、エネルギーの利用率も2倍ほどになります。これにより、電気代が約20パーセント減になります。

しかし、エネファームは発電することはできるのですが、余剰発電を売ることまではできないんです。余剰電力を生み出すほど発電能力は高くないため、売電目的の場合は太陽光発電が必須となります。

ちなみに、エネファームはこれまで一戸建て用しかなかったそうなのですが、最近はマンション用のエネファームというのも出てきているようですね。