仕組みとメリットデメリット

テレビコマーシャルを始めとした積極的なPRのおかげで、以前よりは遥かにエネファームの知名度は高まりました。しかしながら、ただ「エネファーム」という言葉を聞いたことがあるというだけで、その内容を知っているというケースはまだ少ないです。そこでこちらでは、仕組みとメリットデメリットを簡単にまとめてみます。

仕組み

エネファームの仕組み

エネファームのシステム構成図

エネファームとは「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の愛称です。つまり、燃料電池とコージェネレーションの両方の機能を有していると言えます。燃料電池については「燃料電池の仕組みと原理」を、コージェネレーションについては「コージェネレーションの特徴」を参考になさってみてください。

エネファームの基本的な仕組みは上のイラストの通りです。1枚目はエネファームによる発電と給湯のおおまかな流れを、2枚目はエネファームのシステム構成を表しています。なお、イラストの出典は「大阪ガス公式ホームページ」と「一般社団法人 燃料電池普及促進協会公式ホームページ」です。

メリット・利点

エネファームの代表的なメリットは「省エネと電気代削減」です。ガスから水素を取り出し、その水素で燃料電池が発電を行い、同時に排熱を利用して給湯も行うという仕組みですので、電気代を削減することができます。他にも様々なメリットがありますので、以下に箇条書きにしてまとめてみました。

  • 停電時にも自立運転が可能(一部製品)
  • 国や自治体の補助金制度が設けられている
  • 発電した電力を使えるため、電気料金の削減につながる
  • 燃料電池を採用しているため、発電時に騒音を出さない
  • メーカーの努力もあり、製品価格は少しずつ下がりつつある
  • エネファームを設置している住宅専用のガス料金優待プランが存在する
  • 燃料電池を採用しているため、発電時に二酸化炭素や有毒ガスを出さない
  • コージェネレーションの機能もあるため、発電時の排熱を有効利用できる
  • リモコンのモニターから、リアルタイムで発電量や使用電力量を把握できる
  • エネファームを設置した住宅で発電を行うため、送電ロスがほとんど存在しない

デメリット・問題点

今度は逆にデメリットをご紹介します。前述の通りメリットの多いエネファームですが、まだ広く普及しているとは言い難い現状です。更なる普及を目指すためには、エネファームに付いて回る課題や問題点を克服する必要があるでしょう。こちらもメリットの項目と同様に、箇条書きでご紹介したいと思います。

  • 停電時には自立運転が不可能(一部製品)
  • 補助金制度は用意されているものの、製品価格が高い
  • 太陽光発電と異なり、発電した電力を電力会社へ売電することができない
  • 製品価格が高いため、設置導入による電気代削減効果に満足がいかない方もいる
  • 無期限に使えるという訳ではなく、メンテナンスや点検を行っても寿命は最長で20年ほどである
  • 都市ガスに用いられている天然ガスは海外からの輸入に依存しているため、輸入価格が高騰するとガス料金も高騰する可能性がある

肯定的な口コミ

●●父が亡くなってから、実家で母と同居していますが、家を建ててから90年くらいたっている古い家で、とにかくすきま風なども多くて、冷暖房費がすごくかかります。

父がいた時には来客も多くて、分電盤も一番大きい容量のがついていて、小さいのに変えることも今の状態ではできないらしく、単価をかけるととても高額な電気代になります。

秋にガスのキャンペーンでエネファームのシミュレーションをしてもらい、私たちの過去1年のガスと電気の毎月の料金を出しました。「これだけかかっているなら、エネファームに変えた方が…」との事で、検討しました。

実際に安くなっても、エネファームの本体代金がかかるので、その代金も含めて試算しました。安くなるとは思いましたが、実際に稼働してみないとわからないこともあり、どうなるのか、不安な点もありました。

現在、エネファームをつけて2ヶ月くらいですが、今のところ月に5000円くらいは安くなっている感じです。これを機会に、電化製品を何点かエコ商品に変えたりしていくと、また料金も違ってくるかと思っています。

一番良かったのは、売電・買電・ガス代などを数字でいつでも確かめられて、家族全員がエコに対して、すごく重点をおくようになり、今までつけっぱなしだった照明とかがなくなってきたことです。

環境を意識することにもなったし、エネファームつけて良かったと実感しています。ちなみに、うちのエネファームはアイシン精機製です。