メーカー

燃料電池と言うと最近開発された歴史の浅いエネルギーという印象を持たれるかも知れませんが、実は様々なメーカーがかなり前から研究開発に取り組んでいます。研究開発にはかなりの投資を必要とするため、いずれのメーカーも知名度の高い大企業です。なお、各メーカーについて、詳細な解説ページも設けています。

エネファーム関連

まず始めにご紹介するのは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の製造を行っているメーカーです。最後にご紹介する荏原バラードは解散してしまいましたが、その他の各メーカーは現在もエネファームを始めとした燃料電池の技術開発に取り組んでいます。

東芝燃料電池システム

東芝グループに属している燃料電池の専門メーカーです。1978年から燃料電池の研究開発に取り組んでいて、他の燃料電池メーカーと比較しても長い歴史を誇っています。公式ホームページを見ると都市ガスとLPガスに対応したエネファームの製造がメインのようですが、産業用の大型燃料電池の製造も行っています。
詳しくはこちら:東芝のエネファーム

ENEOS

日本全国にガソリンスタンドがあることでもお馴染みのENEOSは、JX日鉱日石エネルギー社のブランド名です。石油や灯油のイメージが強いかも知れませんが、燃料電池や太陽光発電などといった新エネルギーの分野にも進出しています。ちなみに、燃料電池への取り組みは1986年から続けられています。
詳しくはこちら:ENEOSのエネファーム

パナソニック

様々な家電を扱っている世界的な大企業ですので、パナソニック製の家電を使っているというご家庭も多いかと思いますが、パナソニックも燃料電池の製造を行っています。本格的に技術開発に乗り出したのは1999年ですので、前述の2社よりも遅いのですが、資本力と技術力を活かして急成長を遂げました。
詳しくはこちら:パナソニックのエネファーム

荏原バラード(2009年解散)

ポンプやタービンや風水力プラントなどといった産業機械の製造を行っている「荏原製作所」と、カナダに本社を置く燃料電池メーカー「バラード・パワー・システムズ」が、1998年に共同で設立した企業です。燃料電池の研究開発やエネファームの製造などを行っていましたが、事業見直しのため2009年に解散してしまいました。

燃料電池車関連

エネファームと同様に、燃料電池の可能性に大きな期待がかけられているのが自動車です。燃料電池の力で走る自動車のことを燃料電池車と言い、FCVやFCHVと表記されることもあります。電気自動車やハイブリッドカーなどといった環境性能の高いエコカーと共に、今後の自動車市場の目玉となりそうです。

トヨタ

世界屈指の自動車メーカーということもあり、日本国内でも海外でも多くのトヨタ車が走っていますが、そんなトヨタは1996年に初めて燃料電池車「FCHV」を開発しました。トヨタのエコカーというとハイブリッドカーの「プリウス」が非常に有名ですが、燃料電池車への取り組みにもとても力を入れています。
詳しくはこちら:トヨタの燃料電池車

ホンダ

自動車や二輪車だけではなく、発電機や船外機などといった汎用製品でも高い評価を獲得しているのがホンダです。正式名称は「本田技研工業」と言います。ホンダもエコカーなら「フィット」や「インサイト」などといったハイブリッドカーが有名ですが、1999年に同社初の燃料電池車である「FCX」を開発しています。
詳しくはこちら:ホンダの燃料電池車

日産

ヨーロッパ屈指の自動車メーカーである「ルノー」と提携して、様々な戦略を打ち出しているのが日産です。1996年から燃料電池の研究を開始し、前述のホンダと同じ1999年に「ルネッサ」という同社初の燃料電池車を開発しました。2013年からはダイムラー社やフォード社と燃料電池システムの共同開発を行っています。
詳しくはこちら:日産の燃料電池車